第21回静岡県図書館交流会が開かれました

第21回静岡県図書館交流会

5月22日、静岡県立中央図書館で、静岡県図書館交流会が開催されました。

テーマは「いま、改めてこれからの県立図書館を考えよう」。
図書館職員から利用者まで、63名の幅広い参加者がありました。

最後に参加者で下記のアピール文を採択しました。

 

 

アピール文   静岡県図書館交流会が望む、新しい県立図書館のすがた

静岡県図書館交流会は、静岡図書館友の会を含む 27 団体が、2016 年 11月 16日付で静岡県教育長へ提出した「静岡県立図書館の新館建設についての要望書」に賛同いたします。特に要望書に挙げられた下記3項目について広く県民にアピールいたします。

1 県民の知る権利を支える豊富な資料。
2 県民への直接サービス機能と、市町立図書館等へのサポート機能を十分に発揮できる規模。
具体的には、少なくとも全国平均の12,000 m²を上回る面積。
3 専門性・経験を重視した充分な職員体制。

  2017年5月22日  第21回静岡県図書館交流会参加者

<当日参加者アンケートより>

・立地等でやむを得ない面はあると思いますが、新しい図書館の役割や機能を
分離するというのは、利用者の二極化を招いてしまうような気もします。普段の利用の延長線上に専門的な研究があるという図書館であれば、学びの発展ということで、向上心の啓発にもなりうるのではないでしょうか? 現状を解決するには、館長の話されたことが良い策だとは思いますので、そのあたりをどのようにつながるものにできるかが重要だと思います。県直営はなんとしても堅持してください。

・河原崎館長のお話は、今後の県立図書館の在り方について、現場ならではの話を伺うことができてよかった。新聞等、マスコミ報道だけではわからなかったことが理解できた。新しい図書館は、県民の意見はもちろんだが、現場で働く人の声をうまく盛り込んでもらえるといいと思う。

・県立図書館の在り方がテーマで、どれだけ参加者があるのか心配していたが、全く杞憂だった。県立図書館が市町立図書館の方々から頼りにされ、期待されていて本当に嬉しく感動的だった。県立図書館としては応えるべく、市町立図書館や県民の要望をきちんと把握し、応えられるような職員体制を整えて欲しい。

・改めて県立図書館が市町の図書館をどれだけ支援してくれているかを知ることができました。県立図書館が支えてくれている事を広く市町の人たちにアピールしなければと思いました。

・県立中央図書館の館長さん、市町の現場からの声をきき、それに対して県民が直接質問したり意見をいう機会があるのはとても良いと思いました。県立図書館が感謝されていることがよく分かったものの、新しい時代に対応した図書館づくりの現実的問題も多く、道は険しいなと感じました。

・県立の館長、市町立図書館からの意見など、様々な角度から県立図書館について考えることができたと思います。良い県立図書館ができるといいと思います。

・段差の少ないバリアフリーな施設になるとありがたいです。

・現県立図書館の建物を、もしかしたら補修して使うという方針に驚きです。約50年のコンクリートの建物、このような物が日本全国にあるのですが、これからの図書館は是非とも今考えられる技術の全てを用いて、建物含めて新しくしてもらいたいものです。

・豊富な資料を活かし、経験豊かな専門的知識を持つ職員の力を発揮させるには、1館による運営が必要だと思います。

 

 

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