3月26日 新たな静岡県立図書館を望む会の5人が静岡県教育部長と会見し、静岡県知事及び教育長宛ての要望書を手渡しました。
2019年3月26 日
要望書
静岡県知事 川勝平太 様
静岡県教育長 木苗直秀 様
新たな静岡県立図書館を望む会
代表 満井義政
静岡県の図書館の振興にいつも深いご理解をいただき感謝申し上げます。新静岡県立図書館の建設につきましても、この度、基本計画が策定され、実現に一歩近づいたことを県民として喜ばしく思っています。
また、「新たな静岡県立図書館を望む会」が2017年6月と2018年9月に提出した要望にも、知事はじめ関係の皆様のご理解をいただき大変心強く思っているところです。
私どもは、さらによりよい新県立図書館が早期に実現することを願って、下記4項目を再度要望いたします。今まで同様の変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。
記
1 県民が望む新県立図書館を一日も早く開館すること。
・「文化の拠点」の他の施設に先行して、図書館を建設してください。
2 県民に対して直接責任を持つ教育委員会による直営体制を維持すること。
・図書館は法体系の中でも極めて公共性が高い教育機関と位置付けられ、図書館の独立性と教育機関としての公平性と中立性を保つことが不可欠です。
・これについては、公表されたパブリックコメントでも多数の県民の賛意が得られています。
3 多様化する県民のニーズに応えるため、基本計画の中で直営の根幹業務に挙げられている「選書」「レファレンス」「市町図書館支援」に「来館者サービス業務」を加えること。(別紙参照)
4 新しい図書館の規模と機能に見合った資料費増額と専門職員の増員を2020年度には実現すること。
・県立図書館として他県に誇れる蔵書構築のため資料費の増額が不可欠です。また、図書館の基幹業務の円滑な遂行と全体を俯瞰したチームワークによる図書館サービスの実現のため、規模に見合った正規職員の増員は準備段階から必須です。
連絡先 静岡図書館友の会
代表 田中 文雄
(総務携帯)080-6910-9434
Eメールアドレス:sizutomo2008@yahoo.co.jp
HP http://shizutomo.sakura.ne.jp/
別紙
来館者サービス業務について
ここでいう「来館者サービス業務」とは、現県立中央図書館の「総合案内カウンターに於ける業務」を指します。当会では以下のように効率化し、外部委託することなく直営を維持することを提案します。
新県立図書館は来館者が大幅に増加することが見込まれます。
そのため、多くの来館者に適切かつ迅速に責任をもって対応できる来館者サービス業務が必要です。
図書館員は司書資格の有無だけではなく、その図書館に精通していることが求められます。外部委託では、長年の経験による知識の蓄積が望めません。